(番外編)パリの生き物印象記 2 ブラックバード

 パリの郊外、夜の闇のなかで高らかに歌う鳥がいました。日本で言えばイカルのような美しい声。最初「これがナイチンゲール(仏名:rossignol、和名:夜鳴き鶯)だろうか」と思いましたが、調べてみるとどうも違う。明け方撮影したのが、この写真。雀よりやや大きく、ハトよりも小さい。どこか愛嬌があります。ロダン美術館でも見かけましたので、けっこうあちこちで生息しているようでした。パリは京都と同じく緑地がけっこう多いので野鳥が豊富なのでしょうか。

 気になって帰国後再度調べてみると仏名 Le Merle noir。和名はクロウタドリ(クロナキドリとも)。そして英名は、Blackbird ! ビートルズの歌はこれだったのですね。

 

Blackbird singing in the dead of night…

Blackbird singing in the dead of night…

   ブラックバードが真夜中に歌っている

   傷ついた翼で飛ぼうとして

   君はいままでずっと

   飛び立つこの瞬間だけを待っていたんだね…