セキレイが小川の上をチョンチョンと跳ねていくリズムはとても軽やかで、見ているとこちらまでウキウキします。
ふと梢を見上げるとセキレイがさえずっていました。遠目でわかりにくかったのですがキセキレイでしょうか。さらに進むとカモのつがいに出会いました。ゆったりと泳いでいて、こいつは逃げません。
森の間を泉川、瀬見の小川、奈良の小川が流れ、梢をさまざまな鳥が翔びかいます。降りそそぐような囀りのなかでも、ひときわ美しいのはイカルの声です。姿は文鳥を少し太めにしたようで目のまわりの青と嘴の黄が鮮やかです。原始の深い森を思わせるような鳴き声と、どこか愛嬌のある姿のギャップが人を惹きつけます。